イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリが10月中旬に発表した『F12 tdf』。同車の公式映像がネット上で公開された。
同車は、『F12 ベルリネッタ』をベースに開発された最高峰モデルで、世界限定799台を発売。車名の「tdf」とは、「ツール・ド・フランス」を意味し、1950年から60年代にかけて開催された伝説の耐久ロードレース、ツール・ド・フランスに敬意を表して開発された。このツール・ド・フランスでは、1956年式『250GTベルリネッタ』が、4回連続で優勝している。
F12 tdfでは、フロントミッドシップに搭載する6262ccのV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンを、さらに強化。最大出力は40psプラスの780ps/8500rpm、最大トルクは1.5kgmプラスの71.9kgmを引き出す。デュアルクラッチトランスミッション「F1」は、ギアレシオを専用チューン。
パワフルなV12エンジンを得たF12 tdfは、0-100km/h加速2.9秒、最高速340km/hオーバーという世界屈指のパフォーマンスを実現。ベース車両のF12ベルリネッタよりも、0-100km/h加速は0.2秒速い。
11月9日、フェラーリは公式サイトを通じて、F12 tdfの映像を配信。サーキットで780psのパワーを解き放っている。