ホンダの米国法人、アメリカンホンダは11月3日、10月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、10月の新記録となる13万1651台。前年同月比は8.6%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が3万0121台を販売。前年同月比は11%増と、2か月連続で増加した。『フィット』は1363台を販売。前年同月比は80.1%減と、4か月連続のマイナス。『シビック』は、15%増の2万7789台と、2か月連続の前年超え。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、2万9032台。前年同月比は0.8%減と、5か月ぶりに前年実績を下回る。同車は、大幅改良を受けた2015年モデルを、2014年10月に投入。中型SUVの『パイロット』は、新型投入を受けて、63.4%増の1万2913台と、2か月連続で増加。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比5.7%増の8746台と、5か月連続で増加した。5月に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、4502台。
アキュラブランドでは、新型スポーツセダンの『TLX』が、10月も5777台と良好な立ち上がり。前年同月比は18.1%増と、引き続き伸びる。『ILX』は15%増の1860台と、2か月連続で増加する。
アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、前年同月比17.3%減の4405台と、9か月連続で減少。『RDX』は3891台を売り上げ、前年同月比は22.4%増と、6か月連続で増加した。
ホンダの2014年米国新車販売は、前年比1%増の154万0872台。2015年1‐10月は、前年同期比3%増の132万0217台だった。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「新型パイロットとヴェゼルが、タマ不足の状態が続いている。これはホンダのライトトラックのラインナップの潜在能力を示すもの」とコメントしている。