【フォード エクスプローラー 試乗】タフボディとビッグトルク、どのグレードも高い満足度…日下部保雄

試乗記 輸入車
フォード エクスプローラー
フォード エクスプローラー 全 16 枚 拡大写真

ビッグマイナー後の『エクスプローラー』はフロントデザインなどの変更で、SUVとして貫禄が増した。同時にインテリアもナビシステムなどの進化でこちらも満足度は高い。

【画像全16枚】

エクスプローラーは5mを超える全長、2mに及ぶ堂々たるサイズなのだが、走っているとスクエアなボディで、サイズを感じさせない。新しい2.3リットルの「エコブースト」はFFモデルに搭載されるが、こちらも2040kgの重量に対して、結構余裕があってターボのトルクを実感することができ、パワー不足は感じない。登坂でも粛々と加速して、LLサイズのSUVらしい堂々たるものだ。サムスイッチに変るパドルシフトの6速ATはこれまでよりも操作がわかりやすくなった。

一方、2016年モデルからラインアップされる「タイタニアム」。こちらは3.5リットルV6ターボのEcoBoostエンジンは低回転からブーストがかかり、分厚いトルクと柔軟性を手に入れて、トップモデルに相応しい。

タフなボディとビッグトルク、エクスプローラーはどのグレードに乗っても満足感は高いだろう。もちろんAWDには路面によって駆動力を変えるシステムを持っているが、オンもオフも似合う、そんな車の一台である。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

日下部保雄|AJAJ会長/モータージャーナリスト 
大学在学中からモータースポーツに参戦し、卒業後は専門誌をはじめ雑誌等に新型車の試乗レポートやコラムを寄稿。新型車や自動車部品の評価、時事問題の提起などの分野で、TVのモーターランド2、自動車専門誌、一般紙、WEBにおいて活動。またその経験を活かした講演、研修などに携わる。ドラインビングインストラクターとして、安全運転のためのドライビングスクールを主宰するなどの実際面からの安全へのフィードバックも行っている。2006年よりAJAJ会長に就任。

《日下部保雄》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. 都市型小型3輪EV「Lean3」、ベクターのOS「MICROSAR Classic」採用
  4. スズキは『モンスターハンター』とコラボ!『ジムニーノマド』&『DR-Z4S』カスタムほか、計9台を出展予定…東京オートサロン2026
  5. 北米三菱自動車、製造物責任訴訟の控訴審で逆転勝訴…一審判決を破棄差戻し
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る