【産業交流展15】自転車盗難防止ナビシステム開発、来年4月からサービス開始…足立区の中小企業

自動車 ビジネス 企業動向
ソーリンが開発した自転車盗難防止ナビシステムで使用される小型無線機
ソーリンが開発した自転車盗難防止ナビシステムで使用される小型無線機 全 2 枚 拡大写真

東京都足立区を中心に駐輪場施設の管理などのサービスを手がけるソーリンは、画期的な自転車盗難防止ナビシステムを開発。「産業交流展2015」でそのサービスを披露した。

同社は20年以上にわたって、駐輪場管理の専門業者として、利用者に安全・安全を提供できるように、利便性の工場を目指して自転車に関わる問題の解決に努めてきた。特に最近は、増加傾向のある自転車の盗難問題に取り組んできた。そして、開発したのが自転車盗難防止ナビシステムだった。

これは赤いリフレクターのような小型無線機(IDタグ)とアンテナがセットになったもので、小型無線機を自転車に、アンテナを自宅や学校などの公共施設に設置する。すると、アンテナの受信範囲であれば、どこに自転車があるかが管理センターでわかるのだ。しかも、アンテナを通過した記録も残るため、防犯カメラと組み合わせれば、自転車を持ち去った人物も特定できるという。

「小型無線機にはアラームもついているので、盗難への抑止力にもなり、盗難を未然に防ぐ効果が期待できます」と同社関係者は話す。そして、スイッチのON/OFFはスマートフォンのアプリを介して行う。

同社では来年4月からサービスを開始する予定で、小型無線機を4000円で販売する。「アンテナについては、買った人に無料で配ろうと考えています。そのほか、学校や商店街にも協力してもらい、アンテナを設置してもらうつもりです。やはり、ある程度の面積をカバーできないと、効果が出ませんからね」と同社関係者は説明する。まずは足立区と板橋区で始める計画だ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る