警視庁・石神井署、バスジャックによる国際テロ対策訓練

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バスジャックによるサリン散布を想定した警視庁石神井署の国際テロ訓練(26日・練馬区)
バスジャックによるサリン散布を想定した警視庁石神井署の国際テロ訓練(26日・練馬区) 全 6 枚 拡大写真

26日、バスジャックを想定した国際テロ対策訓練が練馬区上石神井の「西武バス」車庫内で実施された。警視庁石神井署と機動隊銃器対策部隊、NBC捜査隊の総勢41人が参加した。

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訓練は男2人がバスを乗っ取り、乗員を人質に立てこもる。石神井署が説得に当たる一方で機動隊銃器対策部隊が突入。犯人を逮捕して人質を解放したが、犯人の1人がペットボトルに入った液体を車内に散布したという想定だ。

国内で発生したバスジャック事件をきっかけに、バスには行先表示に非常事態を知らせる文字が流れる非常通報が備わっている。訓練は、この通報により警察官が事件の対応にあたる、というもの。

これまでのバスジャック対策訓練と違うのは、銃器対策部隊が突入した直後に犯人による液体の散布が発生することを訓練に加えていることだ。発生時には液体が何かわからないため生化学防護服を着用した石神井署の署員が、まず負傷者を救助。汚染物質の除染を行いながら、NBC対策部隊の到着を待った。

警視庁のNBC捜査隊は2000年に核兵器・生物兵器・化学兵器の使用に対応する組織しとして公安部に設置された。

訓練では体と装備全体を密閉型防護服で覆った隊員が、携帯検知器を使って液体の分析にあたり神経剤と判明。さらに詳細な特定を行い、「サリン」と声を上げて、その後の除染に努めた。

訓練後に石神井署の奥田富也署長は、職員をこう激励した。

「来年の伊勢志摩サミットの5か月前の今日、訓練を行うことは大きな意味がある。サミット、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、我々が心すべきことは、油断しないこと、すきを見せないことに尽きると思う」

《中島みなみ》

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