トヨタとホンダ、ドクターヘリ連携の「救急自動通報システム」を試験運用

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタとホンダ、ドクターヘリ連携の「救急自動通報システム」を試験運用
トヨタとホンダ、ドクターヘリ連携の「救急自動通報システム」を試験運用 全 3 枚 拡大写真
トヨタ自動車とホンダは11月30日、交通事故の死者減少を目的に新たなカーテレマティクスサービスとして、NPO法人の救急ヘリ病院ネットワークによるドクターヘリの出動も行う「救急自動通報システム」の試験運用を始めると発表した。

試験には日本救急サービスも加わって同日から開始、KDDI、朝日航洋、日本医科大学千葉北総病院が協力する。2018年中の本格運用を目指している。この自動通報システムでは、事故発生時に消防署のほか最寄りのドクターヘリ基地病院にも事故車の状況が通報される。この情報に基づいて医師がヘリの出動の必要性を判断、救命活動の高度化を図っていく。

試験には日本医科大千葉北総病院など全国9病院が参加する。トヨタとホンダは自社のカーテレマティクスサービスで緊急通報システム(ヘルプネット)を運用しているが、試験を通じて通報サービスの充実策も探る。このサービスへの対応モデルはまだ少ないが、17年には40万台の普及が見込まれている。

同日の発表会見でトヨタの吉田守孝専務役員は「将来はすべてのクルマが対応できるようにしたいし、(テレマティクスの)サービス内容のレベルアップも図っていく。自動車業界全体としても積極的にバックアップしていきたい」と表明した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  3. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
  4. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る