三菱 ミラージュ 改良新型、日本発売は1月中旬…タイ国際ショーで発表

自動車 ニューモデル モーターショー
三菱 ミラージュ 改良新型
三菱 ミラージュ 改良新型 全 32 枚 拡大写真

三菱自動車は12月1日、タイ・バンコクで開幕した「タイ国際モーターエキスポ2015」で、コンパクトカー『ミラージュ』の改良新型を発表した。デザインを大幅刷新、クラスで初となる予防安全技術を導入し他メーカーとの差別化を図る。また、日本での発売は1月中旬となることも明らかになった。

三菱を代表するコンパクトカーのミラージュ。現行モデルはタイの工場でミツビシ・モーターズ・タイランドが製造を行っている。世界93か国で販売され、グローバルでの累計販売台数は32万台を超えている。累計の販売台数の内訳を見てもタイがもっとも多く8万3000台強、続いてアメリカが2位、日本は3位となっている。

改良新型の最大の特徴は、低車速域衝突被害軽減ブレーキシステムと誤発進抑制機能(前進時)が装着されたこと。日本では軽自動車でも採用されている同機構だが、タイのエコカー(コンパクトカーのなかで20km/リットル以上の燃費など一定の要件を満たしたもの)のなかでは始めて装着されたもの。ASEANにまで範囲を広げても初の試みと言え、ミラージュはこの装備で安全性をアピールし、益々の販売拡大をねらう。

エクステリア面では、エンジンフード、グリル一体型フロントバンパー、リヤバンパー、リヤスポイラーのデザインを変更。LEDポジションランプを組み込んだディスチャージヘッドランプ、LEDリヤコンビランプ、15インチアルミホイールなどを採用し、よりスタイリッシュになった。

ミラージュはタイのエコカー認定を受けるための要件である20km/リットルの燃費を上まわる22km/リットルを実現していたが、今回のモデルはそれを上まわる23.8km/リットルの燃費を達成。ユーロ5にも適合した。

改良新型は、1月中旬には日本にも導入される予定。日本導入にあたってはタイでは採用されていないアイドリングストップ機構の追加などにより、JC08モード燃費は25.4km/リットルとなるという。

タイでの販売価格は38万3000バーツ(約131万円)から。1月から発売となる日本モデルの販売価格は明らかになっていないが、三菱は「安全装備など充実させながら、現状とほぼ変わらず魅力的な価格でお届けする」としている。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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