豊田自動織機など3社、名古屋大発ベンチャーと車載制御ソフトを共同開発

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名古屋大学発ベンチャー企業のAPTJは、豊田自動織機、ジェイテクト、東海理化電機製作所とAUTOSAR仕様をベースとした車載制御システム向けソフトウエアプラットフォームを共同開発することで合意した。

また、APTJは、富士ソフト、サニー技研、永和システムマネジメント、菱電商事、東海ソフトなどを引き受け先とする総額1億2000万円の第三者割り当て増資を実施した。

APTJは、欧州が中心となって策定し、世界標準となっているAUTOSARに対抗できる国産の車載制御ソフトウエアプラットフォームを開発・販売するため設立された大学発のベンチャー企業。AUTOSAR仕様をベースに、名古屋大の研究開発成果や知見を活用、先端的な機能や実装技術によって機能安全規格、サイバーセキュリティ対策、マルチコアプロセッサを効率的に対応できる技術の確立を目指している。

APTJでは、パートナーソフトウェア企業から資金面。人材面の協力を得ながら自動車部品メーカーと共同で車載制御ソフトウェアプラットフォームを開発する。

今回、豊田自動織機をはじめとするトヨタ系サプライヤー3社が共同開発に乗り出すことが決まった。APTJによると、さらに複数の自動車部品メーカーや自動車メーカーが共同研究開発への参加を検討している。

一方、今回の増資引き受け先は、資金面での協力に加えて、ソフトウエア開発技術者の派遣など、人材面でも協力する。

APTJは、ソフトウエアプラットフォーム開発に必要な資金を追加で調達するため、2016年3~4月ごろに再び増資する予定。

《レスポンス編集部》

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