東武300系が野田線へ、京成AE100形は再び…年末年始の臨時特急で注目

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東武野田線直通特急「きりふり267号」と京成臨時特急「シティライナー81号・82号」のルートイメージ
東武野田線直通特急「きりふり267号」と京成臨時特急「シティライナー81号・82号」のルートイメージ 全 12 枚 拡大写真

年末年始、都心と千葉方面を結ぶ私鉄臨時特急が注目を集めている。年末には東武初となる野田線直通特急列車が走り、年始には定期運用を終えたAE100形が再び「シティライナー」で京成線を駆け抜ける。

京成は12月3日、年末・年始の鉄道ダイヤを発表し、成田山への初詣客に向けて設定された臨時特急「シティライナー81号・82号」にAE100形を充当すると伝えた。AE100形は1990年に成田空港と都心を結ぶ特急「スカイライナー」用として登場した車両で、11月29日に定期運用から外れたばかり。

同列車の下り81号は上野を9時01分に発ち、成田に9時58分に着く。上りは成田を15時16分に出て上野に16時14分に到着するというダイヤで、2016年1月1~3日、9~11日、16・17・23・24・30・31日の12日間運転する。

京成が年始の参詣客にあわせてかつての空港連絡用特急車両を走らせれば、東武は年末の忘年会シーズンにあわせた野田線直通列車を設定する。伊勢崎線・野田線直通特急列車「きりふり267号」運河行きだ。

この「きりふり267号」は、12月4・11・18・22日の金曜日、浅草を22時10分に発ち、春日部に22時52分に着き、進行方向を逆向きに変えて野田線に入線。野田線内を各駅に停車し、運河に23時28分に着くという列車。こちらの車両も京成AE100形と同年代の300系6両が担う。

「忘年会のあとはゆったり座って乗り換えなしで」という売り文句の同列車。東武は「春日部での7分停車の間に乗務員交代などを行い逆方向に転じ、野田線へ入線する」と話していた。最近の野田線(東武アーバンパークライン)は、今後の急行運転の実施や、大宮方を行く「スカイツリートレイン」、今回の運河行き臨時特急列車運転など、話題が絶えないもよう。

《レスポンス編集部》

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