ルネサス、リアルタイム画像処理を可能にする内蔵SRAMを開発…自動運転技術に貢献

自動車 テクノロジー 安全
中国上海での公道テストに成功したアウディ RS7 スポーツバック の自動運転車(参考画像)
中国上海での公道テストに成功したアウディ RS7 スポーツバック の自動運転車(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスは12月9日、自動運転技術に必要なリアルタイム画像処理を実現する、車載情報機器用SoC(システムLSI)向けデュアルポートタイプ内蔵SRAMを開発したと発表した。

新SRAMは、今後の自動運転技術として必要となるリアルタイム画像処理を実現するため、車載情報機器用SoCに搭載する画像バッファメモリを最適化。新SRAMを最先端16nm(10億分の1メートル)プロセスで試作したところ、0.7Vの低電圧条件にて688ピコ秒(一兆分の1秒)の高速動作と、世界トップクラスの3.6Mbit/ミリ平米の高集積度を実現した。

近年、注目を集める自動運転を実現するためには、リアルタイムに画像を処理する技術が重要となる。現在、デュアルポートタイプの内蔵SRAMを用いたメモリアクセスの高速化が進められているが、シングルポートSRAMに比べて占有面積を必要とする上、消費電力の増大、動作下限電圧マージンの悪化など、様々な課題があった。

今回ルネサスは、FinFET用に最適化したデュアルポートSRAM用メモリセルを採用することで、これらの課題を解消。また、シングルポートSRAM向けに開発したワード線ブースト型アシスト回路技術をデュアルポートSRAMにも適用することで、低電圧でも安定して高速読出し・書込み動作が可能となり、小面積で消費電力を抑えることが可能となった。

ルネサスでは、今回開発したデュアルポートSRAMが、先進運転支援システムや自動運転に求められるリアルタイム画像処理の性能向上に大きく貢献できるとし、同社の最先端SoCに採用し、製品化を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ゴルフカート「ROYALCOACH」、仕様を変更…シートファン廃止・フットクーラー採用
  2. ホンダ、カブトと共同開発のフルフェイスヘルメット『KF-2F』発表…EICMA 2026
  3. ホンダ『オデッセイ』628台にリコール…バッテリー上がり
  4. 【レスポンス読者試乗会】乗って初めて見えた、4組の試乗者が語る日産『エクストレイル』のリアルPR
  5. トヨタ『カローラ』次期型、「スポーツ」と「ツーリング」はどうなる? セダンとハッチバックを統合か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「事故死ゼロ」と「移動の自由」の両立へ…トヨタとホンダが「ITS世界会議」で示した次世代技術
  2. 「Sim-to-Real」って何? AIを動かす実装技術…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 3】
  3. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  4. 「フィジカルAI」って何? 似ている4つの基本用語…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 1】
  5. 「E2E AI」って何? 自動運転を支える技術…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 4】
ランキングをもっと見る