【メルセデスベンツ Aクラス 改良新型】ウェブ販売の可能性を探る3モデル

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メルセデスベンツ A180Customized Version
メルセデスベンツ A180Customized Version 全 8 枚 拡大写真

フェイスリフトしたメルセデスベンツ『Aクラス』は、特別仕様車として、ウェブ上でユーザーの好みに合わせた仕様にすることができる「A180 Customized Version」を3月31日までの期間限定で注文を受け付けるなど、ウェブ上での施策を大きく3つ実施する。

【画像全8枚】

なぜウェブ上でいわゆるパーソナライゼーションや、限定車の販売などを行うのか。この理由について、メルセデス・ベンツ日本営業企画部商品企画2課廣澤臣哉さんは、「このクルマの狙っているのは、比較的若いマインドのユーザー。その層の購買行動は、Amazonや楽天などネット上で買い物をすることが多い。そのことを踏まえ、ウェブとの親和性を強調したかった」と話す。

A180 Customized Versionは、カタログ仕様の内外装色以外に、ウェブのみの内外装色やパッケージオプションに含まれる装備を個別に選べるなど、ユーザーの好みに合わせた仕様にすることが可能だ。

次に、ウェブ上での限定車として、『A180 Edition Green』がある。これは、エルバイトグリーンにブラックとグリーンの2トーンレザーツインの内装を組み合わせ、専用デザインのアルミホイールを装着したもので、30台限定で販売される。

さらに『A250 シュポルトモータースポーツエディション』については、メルセデスAMGペトロナスF1チームのマシンデザインを取り入れた特別仕様車で、専用のリアスポイラーやアルミホイールを装着し、前後バンパートリムなどにぺトロールグリーンペイント仕上げを採用している。

ウェブ上では、このモデルのファーストオーナーキャンペーンを実施。抽選で1名に 第1号車の“商談の権利”をプレゼントする。廣澤さんによると、「1号車が欲しいというユーザーが多いので、このキャンペーンを実施する」という。

廣澤さんは、「ウェブは無視できないツールだと考えている。そこで様々なパターンを試みて、その結果を判断しながらほかのクラスでも試みていきたい」と話す。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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