中国新車販売、20%増の250万台…減税効果で2年ぶりの伸び 11月

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中国汽車工業協会は12月10日、中国における11月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、250万8800台。前年同月比は20%増と、3か月連続で前年実績を上回った。

中国新車販売が、2桁増となったのは、2か月連続。20%の伸び率は、およそ2年ぶり。中国政府は9月下旬から、排気量1.6リットル以下の小型車に対する自動車取得税の減税を開始。この効果で、新車需要が盛り返した。

日系メーカー3社の11月実績では、日産自動車が12万2700台を販売。前年同月比は21.9%増と、3か月連続で前年実績を上回った。中国政府の減税策を受けて、11月販売は乗用車では、『シルフィ』が好調だった。

トヨタは10万4800台を販売し、前年同月比は13.5%増と、2か月ぶりの前年実績超え。これは、2014年夏にモデルチェンジした主力セダン、『カローラ』の販売が好調だったため。

ホンダは9万0836台を売り上げ、前年同月比は32.7%増と、9か月連続で前年実績を上回った。『CR-V』の販売が、前年同月比48.6%増の1万7664台と、5か月連続で増加。新たに投入された『ヴェゼル』も、1万2054台と優れた立ち上がりを保つ。

中国の2014年の新車販売は、商用車と輸出を含めて、前年比6.9%増の2349万1900台。2年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り6年連続で世界一に君臨している。

《森脇稔》

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