富士急行、旧型「フジサン特急」2000系の引退キャンペーン…初日は運転台見学

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来年2月7日限りで運行を終了する2000系。12月19日から引退記念キャンペーンが行われる。
来年2月7日限りで運行を終了する2000系。12月19日から引退記念キャンペーンが行われる。 全 3 枚 拡大写真

富士急行は12月19日から2016年2月7日まで、2000系電車の引退にあわせ「フジサン特急2000系さよならキャンペーン」を実施する。

2000系は、大月(山梨県大月市)~河口湖(富士河口湖町)間26.6kmを結ぶ富士急行線の特急列車『フジサン特急』で運用されている展望室付きの車両。JR東日本から165系急行形電車の団体・臨時列車向け改造車「パノラマエクスプレスアルプス」6両(3両編成2本)を譲り受け、2002年から運用を開始した。老朽化に伴い、3両編成1本(2002号編成)が2014年2月に引退し、残る1本(2001号編成)も2016年2月7日限りで運用を終了することが決まっている。

キャンペーン初日の12月19日には、引退50日前イベントとして運転台見学イベントを富士山駅で実施。14時10分から16時まで、富士急行線の乗車券か富士山駅の入場券を持っている人に限り、2001号編成の運転台を見学できる。

このほか、キャンペーン期間中に2001号編成の1号車(展望車)を利用者した人に、オリジナルの記念乗車証をプレゼントする。展望車の利用は事前予約制で、乗車券と特急券のほかに着席整理券(100円)も必要。また、大月・富士山・河口湖の各駅に「引退カウントダウン顔出しパネル」を設置する。引退記念の切符やグッズも販売される。

『フジサン特急』は今後、2014年7月から営業運行を開始した8000系電車(もと小田急20000形「RSE」)1編成と、JR東海から購入した371系特急形電車1編成で運行される体制になる予定だ。

《草町義和》

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