産総研、圧縮機を使わず水素を供給できる技術を開発…水素ステーションのコスト低減へ

自動車 社会 行政
今回開発した高圧水素の連続製造法の概略図
今回開発した高圧水素の連続製造法の概略図 全 1 枚 拡大写真

産業技術総合研究所の化学プロセス研究部門マイクロ化学グループ川波肇研究グループ長、井口昌幸産総研特別研究員、再生可能エネルギー研究センターの姫田雄一郎水素キャリアチーム付は、圧縮機を用いないで、ギ酸から高圧水素を連続的に供給する技術を開発した。

今回開発した技術では、イリジウム錯体を触媒に用いて、水素キャリアであるギ酸を水素と二酸化炭素に分解する化学反応によって、圧縮機を使わずに簡単に40MPa以上の高圧水素を連続的に発生できる。

また、既存の水素キャリアを利用する水素製造技術では、原料や不純物などを除くため、多段階の精製が必要だが、今回の技術では、精製する水素と二酸化炭素が高圧であることを利用、そのまま二酸化炭素を液化させて気体の水素と分離して高圧水素を製造できる。

理論上化学反応だけで200MPa以上の高圧水素が得られるので、燃料電池自動車への高圧水素70MPa供給も可能となる。圧縮機を使わないため、将来、水素ステーション構築の大幅コストダウンが図れる可能性がある。

今回の研究成果は12月10日にドイツの学術誌「ChemCatChem」で公開された。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. バッテリーレスで即使用可能、マイナス40度対応の「高安全性ジャンプスターター」が登場
  2. 『湾岸ミッドナイト』悪魔のZ、1/18スケールモデル販売へ…大阪オートメッセ2026
  3. BMW史上最大のSUV『X9』、デザインを予想! 登場は2030年か
  4. スズキ『ジムニー』MT仕様の1211台をリコール…エンストするとエンジンが再始動できない
  5. 【マツダ CX-5 最終試乗】これほど「次」が楽しみなクルマも珍しい…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る