ホンダの米国法人、アメリカンホンダは12月1日、11月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、11万5441台。前年同月比は5.2%減と、2日間営業日が少なかった影響もあり、3か月ぶりに前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が2万5566台を販売。前年同月比は1.2%増と、3か月連続で増加した。『フィット』は3018台を販売。前年同月比は53%減と、5か月連続のマイナス。『シビック』は11月、セダンに新型を投入した効果で、8.6%増の2万5050台と、3か月連続の前年超え。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、2万5931台。前年同月比は19.9%減と、2か月連続で前年実績を下回る。中型SUVの『パイロット』は、新型投入を受けて、18.9%増の1万0975台と、3か月連続で増加。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比3.3%減の8356台と、6か月ぶりに減少した。5月に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、3505台。
アキュラブランドでは、新型スポーツセダンの『TLX』が、2987台にとどまる。前年同月比は29.4%減と、マイナスに転じた。『ILX』も18.1%減の1353台と、3か月ぶりに減少する。
アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、前年同月比21.5%減の4092台と、10か月連続で減少。『RDX』は3691台を売り上げ、前年同月比は7.4%増と、7か月連続で増加した。
ホンダの2014年米国新車販売は、前年比1%増の154万0872台。2015年1‐11月は、前年同期比2.3%増の143万5658台だった。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「2015年、販売新記録を打ち立てるだろう」とコメントしている。