日産、レディー・ファーストショップでPepperによる接客開始…ノリツッコミの応対も

自動車 ビジネス 企業動向
日産 Pepper 導入店舗 取材会
日産 Pepper 導入店舗 取材会 全 8 枚 拡大写真

日産自動車は12月17日、独自のアプリケーションを搭載した人型ロボット『Pepper』の系列販売店での接客業務を本格的に開始するとともに、そのデモンストレーションを報道陣に公開した。

独自アプリは日産と吉本興業グループが共同開発したもので、日産や車に関する質問にPepperが答える「クルマで一問一答」や、早口言葉やノリツッコミで応対する「オリジナルゲーム」、さらには人を認識して自動追尾する「ブンブンPepper」を搭載している。

独自アプリが入ったPepperは、女性営業要員が在駐するとともにキッズループを備えた認定店舗『レディー・ファーストショップ』に100体導入される。

日産で国内販売を担当する星野朝子専務執行役員は同日、横浜市内にある販売店で会見し「現在、『技術の日産が人生を面白くする』というテーマで広告やキャンペーンを日本全国の店舗で展開しているが、店舗に来た方も楽しくないと意味がないということで、単に商品を説明したり、おもてなしをするのではなく、楽しくしちゃうというのが最大のコンセプト」と、Pepper導入の経緯を説明。

さらに「いろんな質問に答えたり、Pepperの方からなぞなぞを投げかけてみたり、日産の技術の高さをPepperならではの『なんちゃって』みたいなことも交えてわかりやすく説明したりする、日産でしか出会えないPepperを体感して頂ければ思っている」と話した。

またレディー・ファーストプロジェクトを手がけるマーケティング本部販売促進部の菅野亜紀子部長は「やはり自動車販売店はなかなか女性にとってはすごくハードルの高いところ。そこで何か期待を裏切るような面白さや楽しさを提供できれば、もっと気軽に足を運んで頂けるのではないか」と、Pepperをレディー・ファーストショップに配備する背景を語った。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る