【オーディオ教養強化辞典】インピーダンスとは?

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スピーカー本体の裏やカタログに必ず、4Ω(オーム)とか8Ωとか明記されているインピーダンス。インピーダンスを正確にいうと交流に対しての抵抗値のことだ。

スピーカー入力に対して、交流音は、直流のように均一な抵抗値でなく、低い音、高い音と、再生する瞬間、抵抗値は周波数によって常に変動している。これらの再生帯域の平均的な値をとってインピーダンス(Ω)が明記されることが多い。スピーカーのインピーダンスが低くなると、アンプ側から見れば、抵抗が小さい分だけ電流は増える。パワーアンプの供給能力が十分でないと、インピーダンスの低いスピーカーを駆動しきれなくなる。仮に2Ωのスピーカーを使うとしよう。4Ω時と比べ抵抗は1/2であるが、電流は2倍流れる。2Ω対応のパワーアンプが必ず必要だ。

パワーアンプが4Ω、スピーカーが8Ωなら、出力は1/2しか取り出せない。スピーカーのインピーダンス、パワーアンプのインピーダンスはどうか。市販のカー用パワーアンプは2Ωから4Ωに対応するものが多く、スピーカーは、4Ωが一般的である。あと、スピーカーの許容入力を守ること。間違った使い方はパワーアンプやスピーカーに大きな負荷がかかったりスピーカーの能力を十分に発揮できなかったりする。接続するとき、パワーアンプ、スピーカーのスペックをぜひ確認してほしい。

《永松巌》

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