コンクリートブロック放置でバイク運転者死亡、13歳少年を補導

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今年10月、大阪府大阪市住之江区内の府道にコンクリートブロックを置き、バイク運転者が死亡する事故を誘発したとして、大阪府警は17日、13歳の少年を傷害致死の非行内容で補導するとともに、児童相談所に送致した。

大阪府警・住之江署によると、問題の事故は2015年10月23日の午前0時ごろ発生している。大阪市住之江区北島1丁目付近の府道(片側2車線の直線区間)で、第2車線を走行していたバイクが車道上に放置されていたコンクリートブロック(直径約30cm、重さ約16kg)に衝突。この事故でバイクを運転していた同区内に在住する51歳の男性が死亡した。

放置されていたコンクリートブロックは看板や標識などの土台として使用されるもので、何者かが近くから持ち出したものとみられ、警察では周辺に設置された防犯カメラ映像を分析したところ、事故が起きる前に不審な動きをする少年の姿が撮影されていたことがわかった。

今月に入ってから別件で保護した13歳の少年と、現場で採取された指紋が一致。任意で事情を聞いたところ、「ブロックにクルマがぶつかるのが見たかった。大騒ぎになることは期待していたが、大きな事故になるとは思わなかった」などと供述し、容疑への関与を大筋で認めたことからさらに調べを進めていた。

少年は事故が発生した際の様子を現場近くで眺めていたこともわかった。14歳未満で刑事罰を科すことはできず、明確な殺意も認められないことから、警察では殺人ではなく、傷害致死の非行内容で児童相談所に送致することとなった。

《石田真一》

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