トヨタモビリティ基金、日本初の助成案件として岡山県美作市上山地区を選定

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トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、岡山県美作市上山地区における「中山間地域の生活・経済活性化のための多様なモビリティ導入プロジェクト(上山集楽みんなのモビリティプロジェクト)」への助成を決定し、12月25日、助成契約を締結した。

同プログラムは、TMF設立以来3件目の助成案件で、日本国内においては初の助成事業となる。

上山地区では、1000年以上の歴史を持つ8300枚の棚田の多くが1990年代に耕作放棄されたが、2007年より、都市からの移住者と地域住民が行政と協力し、棚田の再生活動を始め、現在は地域に活力が戻りつつある。しかし、過疎化、高齢化の課題に直面し、農林業の衰退、地域住民の移動の不自由が進んでいる。

このような状況下、現地NPO法人が産官学で連携し、超小型EV等、多様な移動手段を日常・農林業・観光で活用し、中山間地域における新たなモビリティシステムを構築する事業を計画しており、TMFはこの事業に対し今後約4年間、2億2000万円の助成を行う。

TMFは今回の助成案件を通じ、中山間地域に居住する人々が移動の自由を享受する豊かな暮らしや地方創生の実現に向け、地域とともに取り組んでいく。

《纐纈敏也@DAYS》

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