【VW ゴルフトゥーラン 新型】安全性向上で国産ミニバンと差別化

自動車 ニューモデル 新型車
VW ゴルフ トゥーラン
VW ゴルフ トゥーラン 全 16 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループジャパンはフルモデルチェンジしたミニバン、『ゴルフトゥーラン』を発表した。

今回のフルモデルチェンジでは、「安全性、燃費性能、快適性などを含めた総合性能全てを高めている」と話すのは、フォルクスワーゲングループジャパンマーケティング本部プロダクトマーケティング担当部長の新道学さんだ。

特に安全性能に関して新道さんは、「最近ようやく国産のミニバンもプリクラッシュブレーキシステムなどの先進安全装備が装着され始めているが、その内容をよく見るとまだまだオプション設定か、全く設定がない装備があるのが実情だ」という。

一方、輸入ミニバンにはもともとアクティブクルーズコントロールやプリクラッシュブレーキシステムなどの先進安全装備が装着されており、「ユーザー調査でも、輸入車ミニバンを購入する方は安全性を重視していることがわかっている」と述べる。

その理由について、「ミニバンを購入するユーザーは子供が小さく、また2人以上いるなどから購入予算にシビアな方が多いのが現状だ。その中で家族の安全性を含めてベストな選択を考えた結果、(予算的に)少し無理をしてでも安全性の高い輸入車ミニバンを購入しているのだ」と分析。その点を踏まえ、安全性をさらに高めているのが新型ゴルフトゥーランだとした。

また、デザインは、「シンプルでクリーン。『ゴルフ』や『ゴルフヴァリアント』、新型『パサート』など、“MQB顔”の、きりっとした新しいフォルクスワーゲンのデザインだ」と新道さん。全体としても、「先代はファミリーっぽいイメージだが、新型はきりっとした、国産ミニバンにはないスポーティーさを持っている」と語った。

新型 ゴルフトゥーランは1.4リットルターボTSIエンジンを搭載、7速DSGを組み合わせ、JC08モード燃費は18.5km/リットルを実現。価格は新設定の「TSI トレンドライン」が284万7000円、「TSI コンフォートライン」が317万円、「TSI ハイライン」が376万9000円。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る