【東京オートサロン16】原形なし、S660 が「ネオ・クラシック」に変身…ホンダアクセス有志が自主制作

自動車 ニューモデル モーターショー
S660 ネオ・クラシック・コンセプト(東京オートサロン16)
S660 ネオ・クラシック・コンセプト(東京オートサロン16) 全 18 枚 拡大写真

ドア以外の外パネルはすべてオリジナル品が施され、ほぼ原形をとどめていない『S660』のカスタムカーが登場した。ホンダの純正用品を手がけるホンダアクセスの有志によるN lab.が自主作成し、出展した『S660 ネオ・クラシック・コンセプト』だ。

ホンダアクセスの高橋勝美氏によると「社内の自己啓発活動の一環として有志で行ったデザインコンペで集まった70のアイデアの中から選ばれた2台のうちの1台」という。

デザインを手がけた山田真司氏は「従来のスポーカーはシャープでトゲがあって、景色に馴染まないなと思っていた。また今の若者は尖がり過ぎた車は欲しくない、もっとおしゃれとか、自分の生活スタイルにマッチした車が欲しいのではないかと考え、そこでこれまでと違うスポーツカーを提案したいというところから始まった」と振り返る。

具体的には「ファッションの世界でもビンテージとか、レトロといった世界があるように、車でもクラシックテイストを入れて、若い人たちのスタイルの一部に取り入れられるような車にしようと思い、普遍的な形、昔からの形を踏襲しながら、新しい価値観と所有感を持たせた」と話す。

このうちエンジンフードは「往年のクーペスタイルを継承した」とし、また丸目ライト採用したフロントマスクは「『S800』や『S600』からインスパイアを得て、子供でも絵が描けるようなアイコニックなデザインにした」と解説。なおヘッドライトおよびリアコンビライトは『N-ONE』のものを流用している。

ちなみにデザインコンペは昨年9月に行われており、その後わずか2か月半で実車化して、今回の出展にこぎつけたという。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る