アクサのテレマティクス保険、担当者「楽しく、お得に、安全を届ける」

自動車 ビジネス 企業動向
アクサダイレクト MIRAI DRIVE PROJECT
アクサダイレクト MIRAI DRIVE PROJECT 全 8 枚 拡大写真

アクサダイレクトは、スマートドライブと、安全運転で保険料を割引くテレマティクス保険の開発を開始。この開発にあたっては多くのユーザーの運転データが必要となるため、安全運転を見える化し、未来の安全運転基準をつくることを目的とした、お客さま参加型プロジェクト「MIRAI DRIVE PROJECT」を発足させた。

同プロジェクトの企画制作を担当するMIRAI DRIVE PROJECT クリエイティブディレクターの有國恵介氏(ライゾマティクス テックマーケティング)は、このプロジェクトの指針は3つあると語る。

それは、「データで安全運転の基準をつくる。基準をつくることで安全運転を楽しいという新しい意識をつくる。その意識がクルマ社会全体を変えていくというものだ」と話し、「今回は最初なので安全運転に関しての気付きがテーマ。その後数年かけながらいろいろな施策を考え、ステージごとに活動していく」と述べる。そして、「テレマティクス保険ならアクサ。その理由は楽しいしお得というイメージを持ってもらいたい」とコメントした。

また、アクサ損害保険セールス&マーケティング本部ネクストイノベーションプロジェクト統括の輪島智仁氏は、安全運転の見える化について、「アクサグループがつくったYouDriveアプリケーションに、運転診断機能が付いており、このアプリをスマートフォンで使うことにより実際のドライバーのドライブデータを取得。そのデータからビッグデータを使って、運転がどのレベルのものかを数値化することで、安全運転を見える化する」と説明。

その結果、「ドライバー自身に何かしらの“気付き”を持たせ、安全運転は楽しいという新しい意識をつくることで、思いやりと優しさを基準にして運転を楽しむ”未来ドライバー”を育てていく」と輪島氏。そして、最終ゴールは、「自動車メーカーと同じように事故ゼロ、渋滞ゼロのクルマ社会をつくることだ」とした。

このプロジェクトの発足に伴い、ライゾマティクスによるコンセプトムービーもホームページ上などで公開。「最初は乱暴にクルマに乗っていた子供たちに、お母さんたちが、安全運転とはこういうものだ。思いやりとはこうだとやさしい手と声で語りかける。すると徐々に子供たちがルールに気付き、安全運転は楽しいと思い始めるという、まさに我々のプロジェクトの目指す世界を描いたものだ」と輪島氏は語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る