【新聞ウォッチ】トヨタ、ダイハツを完全子会社化する理由とは?

モータースポーツ/エンタメ 出版物
ダイハツ工業の三井正則社長
ダイハツ工業の三井正則社長 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全3枚】

2016年1月28日付

●ガソリン安家計に恩恵、電気・ガス値下げ(読売・1面)

●トヨタ小型車強化、ダイハツ全株取得へ、スズキ提携検討(読売・2面)

●トヨタ4年連続世界一、昨年販売台数、北米、中国で好調(読売・2面)

●自動車8社世界生産最高、昨年0.6%増国内は減(朝日・9面)

●キヤノン社長に真栄田氏、御手洗氏は会長兼CEO(産経・10面)

●社説トヨタ・スズキ、国内再編から世界へ(東京・5面)

●三菱、日立にEU制裁金、車部品カルテル軽180億円(日経・7面)

●日野自、営業益3%増、国内トラック・バス好調,4-12月(日経・17面)

ひとくちコメント

「トヨタ・スズキ提携交渉」、「ダイハツを完全子会社に」とする日経報道から一夜が明けた。読売が「トヨタ小型車強化、ダイハツ全株取得へ」と伝えたほか、東京は社説でも「トヨタとスズキ」をテーマに取り上げたほどで、きょうの各紙にもその関連の記事が目立つ。

各紙の見出しをみると「トヨタ新興国で成長狙う」(読売)や「トヨタ、苦手分野解消へ一手」(朝日)。さらに、「トヨタ『弱点』克服へ、新興国開拓グループ戦略も加速」(産経)などと、「新興国市場で競争力を高めたいトヨタの事情と、次世代エコカーなどの開発で技術面の支援がほしいスズキの思惑があるとみられる」(毎日)などの内容が報じられている。

では、いち早く報じたきょうの日経はどうか。見出しは「トヨタ、小型車事業再編」として「51.2%出資するダイハツ工業の完全子会社化を29日、両社が決議する」と伝えており、「あす決議」がきょうの記事のニュースである。1月29日といえば、ダイハツは第3四半期の決算発表が予定されており,その前に経営方針を明確にする狙いがあるのだろう。

ダイハツは、各社が軒並み過去最高を更新するほどの好決算となったのに対し15年9月中間決算でもただ1社減収減益の「独り負け」状態だった。海外での販売比率が少ないことや軽自動車増税が響き、主力の軽市場が縮小したことなどが大きな要因とみられる。

先細る軽自動車の将来を考えると親会社のトヨタとしても抜本的な経営改善を含めたテコ入れが必要とされている。子会社の悲哀をかみしめながらも今回の一連報道でショックを受けているダイハツ社員も少なくないようだ。

《福田俊之》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
  2. 世界最速のオープン、ブガッティ『W16ミストラル』が生産終了…99台の最終章を飾る特別モデルが完成
  3. 「マツダさん、みんな待ってるよ」次世代ロータリースポーツの登場にファン期待、SNSでは議論飛び交う
  4. スバル、熊本地震支援で義援金500万円と『フォレスター』貸与
  5. トヨタのフルサイズSUV『セコイア』に改良新型、「トレイルハンター」新設定…米国発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 2107馬力のハイパーEV、リマック『ネヴェーラR』に「ファウンダーズエディション」…特別な顧客向けの10台は発表前に完売
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る