【リコール】日産 キャラバン など2万9000台、アンダーカバー焼損のおそれ

自動車 ビジネス 企業動向
日産 キャラバン
日産 キャラバン 全 2 枚 拡大写真

日産自動車は1月28日、『キャラバン』などの過給機負圧ホースおよびエンジン制御コンピュータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは日産『キャラバン』といすゞ『コモ』2車種のディーゼルターボエンジン車で、2007年8月7日から2012年6月5日に製造された2万9760台。

過給機の負圧ホースの耐久性が不足しているため、エンジンからの被熱により当該ホースに亀裂が発生するおそれがある。また、DPF(ディーゼル粒子状物質除去装置)のPM除去制御プログラムが不適切なため、PMが過度に多量に堆積した場合であってもDPFの再生を行うことがある。そのため、そのまま使用を続けると、負圧ホースの亀裂による負圧低下のために発生する異常燃焼によりPMが過度に堆積され、そのDPFの再生時にDPFが過度に高温となって破損し、最悪の場合、アンダーカバーが焼損するおそれがある。

改善措置として、全車両、当該負圧ホースを対策品と交換するとともに、エンジン制御コンピュータを対策プログラムに修正する。また、DPFのPM堆積量を点検し、堆積量が多い場合には再生処理を行う。

不具合は3件発生、部分焼損事故が3件起きている。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る