ボーイングと米空軍は1月24日、KC-46A空中給油・輸送機の第1回給油フライトに成功したと発表した。
KC-46Aテストチームはボーイングフィールド(米ワシントン州シアトル)を離陸後、上空2万フィート(約6100メートル)超まで上昇し、その下を飛行するF-16戦闘機に向けて給油ブームを手動で下ろし、1600ポンド(約730キログラム)を給油した。チームの一人によると、約17メートルあるブームの操作は極めて安定していたとのこと。
KC-46Aはボーイングが米空軍向けに建造している給油飛行機で、人員・物資の輸送も可能。179機の建造を計画するボーイングは今後、別の軍用機への給油フライトを順次実施する予定。
なお、日本の防衛省は昨年10月、航空自衛隊の新たな空中給油・輸送機としてKC-46Aを選定している。