TEAM無限(勝間田聡代表)が、今年もマン島TTレースに参戦、TTゼロチャレンジクラスで3連覇を狙う。チームを運営する無限(M-TEC 橋本朋幸社長)が28日に正式発表した。12年から5年連続の出場だ。
無限の記録はクラスレコードを塗り替えてきた。戦績は事実上の世界最速、電動レーサー進化の歴史と言い換えられるぐらい輝かしいものだ。
当初の3年で優勝を狙うという宣言通り、2014年にジョン・マクギネス(John McGuinness)をライダーとするオリジナルマシン神電参で初優勝。平均時速117.366マイル、19分17秒300を記録した。さらに、ブルース・アンスティ(Bruce Anstey)がトップと23秒差の19分40秒625で2位につけ、無限はこの年に最初の1-2フィニッシュを飾ることになった。
15年は神電四を投入。マクギネスとアンスティの2人体制で、再び1-2フィニッシュ。マクギネスの記録は平均時速119.273マイル、18分58秒743でコースレコードを塗り替え、アンスティも平均時速118.857マイル、19分02秒785で14年のマクギネスの記録を更新した。
無限には昨年やり残したことがある。時速120マイルの大台に平均時速を乗せて勝つことだ。マクギネスとアンスティの2人体制はそのままに、さらに輝かしい記録を目指し、無限は今年新たに「神電 伍」(SHINDEN GO)を製作。3月25日14時45分に東京モーターサイクルショー2016で公開する。