【BMW 330e】3リットルエンジン並みのパフォーマンス

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BMW 330e
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BMWジャパンは『3シリーズ』のプラグインハイブリッドモデル、『330e』を発表した。そのパフォーマンスは3リットル並みのパワーを誇るという。

「330eの最初の3は3シリーズを意味し、次の30は自然吸気 3リットルエンジン並みのパフォーマンス。最後のeは、電気走行を可能にするeドライブテクノロジーが採用されていることを意味している」と説明するのは、同社BMWブランド・マネジメントディビジョンプロダクト・マーケティングマネジャーの岡田裕治氏だ。

この330eの導入によりBMW 3シリーズは、高効率ガソリンエンジン、クリーンディーゼルエンジン、プラグインハイブリッドと、「高い環境性能を誇る3つのパワートレインを持つモデルとなり、これまで以上に幅広いユーザーのニーズにこたえることが可能になった」と述べる。

330eのシステムは、『320i』にも搭載されている、ツインパワーターボテクノロジーを採用した新世代の2リットル4気筒エンジンと、250Nmのトルクを発生する電気モーターが8速トランスミッションの中にコンパクトに組み込まれている。この二つの動力源が後輪を駆動するのだ。岡田氏は、「巧みなパッケージングにより、約50;50の重量配分を実現し、BMW特有のスポーティーで俊敏なハンドリング性能となっている」と話す。

エンジンと電気モーターを合わせたシステムトータルの最高出力は252馬力(185kW)、最大トルクは 420Nmを発揮。0-100km/h加速は 6.1秒と、320iの7.3秒、320dの7.秒と比較約1秒速い結果となった。

環境性能について岡田氏は、「日本の法定速度以上をカバーする最高時速125km/hまで電気モーターだけで走行することが可能だ」とコメント。また、電気モーターのみの航続距離はJC08モードで 36.8kmであることから、「『i3』投入前に行ったMINI Eの実証実験では、日本の都市部のユーザーが日常ドライブする平均距離は約25から30kmであったので、330eであれば毎日一滴のガソリンも使わずにドライブを楽しんでもらうことは可能だ」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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