【BMW 225xe アクティブツアラー】電気のみで42.4km走行可能

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BMW 225xe アクティブツアラー
BMW 225xe アクティブツアラー 全 8 枚 拡大写真

2014年11月に発売されたBMW『2シリーズアクティブツアラー』にプラグインハイブリッドモデルの『225xeアクティブツアラー』が追加された。これにより、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドと3つのパワートレインを持つことになった。

225xeの名称について、BMWグループジャパンBMWブランド・マネジメントディビジョンプロダクト・マーケティングマネジャーの岡田裕治氏は、「2シリーズを表す最初の2、25は2.5リットル自然吸気エンジン並みのパフォーマンス。Xは四輪駆動であることを指し、最後のeは、電動走行が可能なeドライブであることを表している」と説明。

このモデル投入により、「ガソリンエンジン、クリーンディーゼルエンジン、そしてプラグインハイブリッドと高い環境性能を誇る3つのパワートレインをコンパクトセグメントで同時に提供する、唯一のモデルとなった」という。

225xeアクティブツアラーには、『218iアクティブツアラー』と同じツインパワーターボテクノロジーを採用した新世代1.5リットル直列3気筒エンジンがフロントに搭載。一方、プラグインハイブリッドシステムについては、リアアクスル上に配置。電気モーターは、ラゲッジルームの床下に、リチウムイオンバッテリーは後席の下にそれぞれ格納され、「アクティブツアラーの長所でもある広々とした室内空間を犠牲としないレイアウトだ」という。

225xeアクティブツアラーの特徴の一つは四輪駆動という点だ。「前輪はエンジンのみで駆動。後輪は電気モーターだけで駆動する。前輪と後輪の使い分けについては、車の使用状況に応じて最適にコントロールされ、いかなる路面状況においても最大限のトラクションと優れた走行安定性をもたらす」と岡田氏。

このシステムトータルの最高出力は 224馬力(165kW)、最大トルクは 385Nm。0-100km/h加速は6.7秒と218iアクティブツアラーの9.2秒や、218dアクティブツアラーの8.9秒より2秒以上も短縮した結果である。

環境性能については、 125km/hまで電気モーターだけで走行することが可能で、電気モーターのみでの走行距離は、JC08モードで42.4kmまで走行できるので、『330e』と同様に、「都市部のユーザーであれば毎日一滴のガソリンも使わずに225xeアクティブツアラーを楽しむことが可能だ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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