【日産 スカイライン 試乗】加速の力感は5リットルクラス…斎藤聡

試乗記 国産車
日産 スカイライン
日産 スカイライン 全 8 枚 拡大写真

日産『スカイライン』は、3.5リットル(306馬力/350Nm)エンジンに68馬力/290Nmモーターを組み合わせたハイパフォーマンス・ハイブリッドカーだ。

【画像全8枚】

システムパワーは364馬力もある。これに発進時から効く290Nmのモーター駆動トルクが加わるので、加速の力感は5リットルクラスのハイパフォーマンスカーと肩を並べる迫力がある。これだけでもハイパフォーマンスハイブリッドの一面を堪能することができる。

このユニットは、モーターをエンジンとミッションの間に挟み、エンジンとモーター、モーターとミッションの間にクラッチを配置した1モーター2クラッチ方式。モーター駆動もエンジン+モーター駆動も可能で、エンジン始動時の滑らかさなど、速さだけでなく、多くのメリットがある。

あまり注目されていないが、シャシー性能は優秀で、強大なパワーとトルクを受け止め破綻をきたさない。日産のFMプラットフォームは、3世代となりいよいよ熟成が進んでいる。バランスの良い旋回性能や、優れたトラクション性能など、FR車としての走りの性能は世界トップクラスにあると思う。

ただステアリングは、ステアリング・バイ・ワイヤーのアクティブステアリングで、手放しで称賛しにくい。セッティングがやや過剰なのだ。ただ、以前雪上テストコースで走った経験からすると、VDC+アクティブステアリングのマッチングは抜群で、不安も危機感も感じずにハイペースドライブが可能。ある程度の不安感はインフォメーションとして必要では? と思えるほど自然な感覚で走ることができた。

ただしステアリングのセッティングは、スポーツはやりすぎ。「標準」か「穏やか」で十分。そのあたりのセッティング改善が依然としてなされていないところも不満点として挙げておきたい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

斎藤聡|モータージャーナリスト
特に自動車の運転に関する技術、操縦性に関する分析を得意とする。平たくいうと、クルマを運転することの面白さ、楽しさを多くの人に伝え、共有したいと考えている。そうした視点に立った試乗インプレッション等を雑誌及びWEB媒体に寄稿。クルマと路面との接点であるタイヤにも興味をもっており、タイヤに関する試乗レポートも得意。また、安全運転の啓蒙や普及の重要性を痛感し、各種セーフティドライビングスクールのインストラクターも行っている。

《斎藤聡》

斎藤聡

特に自動車の運転に関する技術、操縦性に関する分析を得意とする。平たくいうと、クルマを運転することの面白さ、楽しさを多くの人に伝え、共有したいと考えている。そうした視点に立った試乗インプレッション等を雑誌及びWEB媒体に寄稿。クルマと路面との接点であるタイヤにも興味をもっており、タイヤに関する試乗レポートも得意。また、安全運転の啓蒙や普及の重要性を痛感し、各種セーフティドライビングスクールのインストラクターも行っている。

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