【新聞ウォッチ】マネー大混乱…長期金利初のマイナス、東証918円急落、まさかの円高114円台

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年2月10日付

●長期金利マイナス。国債買い株918円安、投資家リスク回避(読売・1面)

●ルネサス再建戦略に影、革新機構保有株売却進まず(読売・8面)

●ドイツ列車正面衝突9人死亡(朝日・1面)

●燃油サーチャージゼロ、日航4月から、ANA追随へ(毎日・4面)

●雪道でも安定、新型SUVメルセデス(産経・11面)

●海底5500メートルにレアメタル、小笠原(産経・11面)

●トヨタ、工場でも水素活用、CO2削減、車と両輪で、空調など実験(日経・2面)

●イオン、SC内で車修理・整備、レンタカーやレンターガソリン販売も(日経・14面)

●ヤマハ発株、一時21%安、今期見通しに失望売り(日経・17面)

●信号機、触れるだけスイッチ改良(日経・39面)

ひとくちコメント

上り坂,下り坂と坂にもいろいろあるが、金融関連の「まさか」の坂は急勾配を右往左往しているようだ。

債券市場では、長期金利が史上初のマイナス圏に突入。住宅ローンや企業向け融資の目安で長期金利の代表的な指標である新発10年国債利回りは一時マイナス0.035%まで急降下した。

東京外国為替市場の円相場も一時1ドル=114円台前半まで円高ドル安が進み、東京株式市場の日経平均株価も前日比918円安と、2年9か月ぶりの下げ幅となるなど、波乱含みの展開となった。

きょうの各紙が1面トップで「長期金利初のマイナス、金融市場動揺再燃」(朝日)、「日銀まさかの円高」(産経)、「世界不安惑うマネー」(日経)などと、大きく報じている。

このうち、日経はマーケット総合面で下落基調が止まらない東京株式市場で、代表的な投資の物差しの一つ、「PBR」(株価純資産倍率)でみた株価が1倍を割り込む銘柄が増えていることを指摘。中でも年初からの株価下落率が25.4%となったホンダのPBRは0.73倍、日産自動車も同21.6%でPBRは0.85%と1倍以下。

PBRが低ければ低いほど「株価が割安である」ことを意味する指標で、「株を購入する好機」でもあるが、「投資心理は冷え込んでおり、相場の反転には時間がかかる」(日経)とみている。

《福田俊之》

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