X線天文衛星「ASTRO-H」搭載のH-IIAロケット30号機、打ち上げ時間が決定

宇宙 テクノロジー
X線天文衛星(ASTRO-H) 軌道上外観図
X線天文衛星(ASTRO-H) 軌道上外観図 全 2 枚 拡大写真
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、X線天文衛星「ASTRO-H」を搭載したH-IIAロケット30号機の打ち上げ時間を決定した。

X線天文衛星ASTRO-Hを搭載したH-IIAロケット30号機は、種子島宇宙センター大型ロケット第1射点から2月12日17時45分(日本標準時)に打ち上げる。30号機では、打上げ能力の余裕を利用して、小型副衛星に対して軌道投入の機会を提供する。

打ち上げ約1分48秒後に固体ロケットブースタ、約4分15秒後に衛星フェアリングをそれぞれ分離、約6分38秒後に第1段主エンジンの燃焼を停止してその後に分離する予定。打ち上げ約6分52秒後に第2段エンジンの燃焼を開始、約13分24秒後に燃焼を停止、約14分14秒後に高度約575km、軌道傾斜角31.0度の円軌道上でASTRO-Hを分離する。

ASTRO-Hの分離後、ロケットは慣性飛行を継続し、打ち上げ約22分34~37秒までに小型副衛星搭載機構に分離信号を送る。

打ち上げ時間帯は17時45分~18時30分。打ち上げ予備期間は2月13日~2月29日。

ASTRO-Hは、ブラックホール、超新星残骸、銀河団など、X線やガンマ線で観測される高温・高エネルギーの天体の研究を通じて、宇宙の構造とその進化の解明を行うことを目的とする天文衛星。

《レスポンス編集部》

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