【大阪オートメッセ16】三菱電機、グレード別に3台のデモカーを聴き比べ

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
シビックTYPE Rの運転席周り。ソース源はUSBメモリーからリニアPCMサウンドが提供された
シビックTYPE Rの運転席周り。ソース源はUSBメモリーからリニアPCMサウンドが提供された 全 8 枚 拡大写真

三菱電機が『DIATONE SOUND. NAVI』を発売して以来、カーナビでも良い音が楽しみたいユーザーが増えている。三菱電機はグレード別に3タイプのシステムを準備して大阪オートメッセ2016に出展。ブース内では連日、試聴を希望する順番待ちが生まれるほどの人気を集めていた。

『DIATONE SOUND. NAVI』が他のカーナビと違うのは、カーナビでありながら良質なサウンドを楽しめることにある。これまでカーナビではディスプレイ周りの回路を持つことでノイズ発生が伴い、高音質を望むのは難しいとまで言われてきた。三菱電機はこれまで培って来た技術によりそうしたデメリットを排除。カーナビでも音の良いサウンドができることを証明して見せたのだ。この実績がカーオーディオのプロショップでも評価され、今や押しも押されぬ“音の良いカーナビ”立ち位置を確保するまでになったのだ。

その『DIATONE SOUND. NAVI』も昨年第二世代へとモデルチェンジ。オーディオとしてのクオリティをいっそう高めるともに、カーナビとしての実力を大幅にアップ。名実と共に“音の良いカーナビ”を標榜するに相応しいシステムへと進化したのだ。大阪オートメッセ2016では、その魅力を少しでも多くのファンに知ってもらおうと、三菱電機のカーオーディオの拠点である三田製作所(兵庫県三田市)から新たにデモカーを調達。グレード別に3タイプの試聴ができるようになっていた。

用意されたデモカーは、ホンダ『シビック タイプR ユーロ』、マツダ『CX-5』、スバル『インプレッサスポーツ』の3台。それぞれ『DIATONE SOUND. NAVI』をベースにしたシステムを提案した。

なかでもその魅力が体感しやすかったのはインプレッサスポーツだ。『DIATONE SOUND. NAVI』のベーシックモデル「NR-MZ100」を核とし、スピーカーは驚いたことに純正システムをそのまま活かす。スピーカー周りはデッドニングもバッフルボードを加えることもない。つまり、独自のマルチウェイ・タイムアライメントを最大限に活用することで、純正システムが持つパフォーマンスを最大限に引き出しすことが可能となったのだ。

一方、最上位システムとして準備されたのが、シビック タイプR ユーロだ。ソース源は『DIATONE SOUND. NAVI』の上位モデル「NR-MZ100PREMI」で、これに三菱電機のDAIATONEハイエンド2ウェイスピーカー「DS-G20」とサブウーファー「SW-G50」を組み合わせる。アンプは、BRAX NOX4をミッドバス/ツィータ用に、サブウーファー用にはETON PA560.2を組み合わせている。

音の解像感と臨場感でシビックの方が上なのは確かだ。特にリアル感で大きな違いがあった。しかし、インプレッサの方も十分に切れ味があって輪郭もしっかり。純正システムで再生しているとは思えないクオリティの高さを生み出していた。このように『DIATONE SOUND. NAVI』は、「カーナビであっても音に対して妥協はしたくない」と思っている人にとって最良の選択となることだろう。

《会田肇》

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