世界初、燃料電池二輪車の安全基準を策定 国交省

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燃料電池二輪車の安全基準を策定(参考画像)
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国土交通省は、世界に先駆けて燃料電池二輪自動車の安全基準を策定したと発表した。

国交省では、国内の二輪車メーカーが燃料電池二輪車の開発に注力していることから、圧縮水素ガスを燃料とする二輪車に対する高圧ガス燃料装置の強度、構造、取付け方法などの安全基準を新設する。これによって今後、燃料電池二輪車の普及、国内二輪車メーカーの国際競争力強化に結び付けていく。

今回、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示を改正し、燃料電池二輪車などに関して、二輪車特有の要件を盛り込んだ高圧ガス燃料装置の強度や構造、取付方法などの安全基準を策定した。

具体的には、圧縮水素ガスを燃料とする二輪自動車・側車付二輪自動車に備えるガス容器と容器附属品(容器安全弁など)に関して転倒時に路面と直接衝突しないことや、ガス容器が衝突・追突時に保護装置を除く他の部品と直接接触しないことなど、容器を保護する技術的要件を義務付ける。

容器安全弁作動時の水素放出では、水素放出方向を特定できるように、放出方向は車両底面垂直方向に義務づける。車両から排出される気体の水素濃度について基準を設ける。

また、車室などの水素濃度が3%を超えた場合、運転者に警告し、4%を超えた場合には燃料の供給を遮断することを義務付ける。

公布・施行は2月23日で、2017年2月23日以降の新型車・継続生産車に適用する。

《レスポンス編集部》

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