3月9日の朝、インドネシアのスマトラ、ボルネオ、スラウェシでは皆既日食を観測することができる。パナソニックはインドネシア東部のテルナテ島から、太陽光発電の電力だけを使って皆既日食を全世界にライブ中継する。
皆既日食の生中継に用いられる太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」は、屋根にパナソニック社製の太陽電池モジュールHITを搭載。高効率に発電された電力をコンテナ内部の蓄電池に充電する。モバイルPC、撮影・編集機材、インターネット接続機器、そのほかの補助的な技術に必要な電源も、太陽エネルギーによって賄う。
パナソニックの日食ライブ中継は今回で3回目。「パワーサプライコンテナ」の活用によって、これまでの2回に比べて太陽電池モジュールの現場設置の手間と時間を削減することに成功した。
皆既日食のライブ中継は3月9日の午前5時(テルナテ島時間。日本時間に同じ。協定世界時:3月8日午後8時)から、Ustream、YouTube Live、Periscopeで中継する。
今回のプロジェクトに先立ち、パナソニックはインドネシア各地でも「パワーサプライコンテナ」を展開。2014年7月にカリムンジャワ第一国立小学校、2015年7月には西部ジャワ州の小学校に導入し、離島の教育・学習環境の改善のほか、給水環境の改善にも活用されている。