タクシーからの乗客転落死亡事故、運転者に有罪判決

自動車 社会 社会

2013年12月、奈良県葛城市内の自動車専用道を走行してたタクシーから客の男性が転落し、後続車2台にはねられて死亡した事件について、自動車運転過失致死罪に問われた3人の運転者に対する判決公判が25日、奈良地裁葛城支部で開かれた。裁判所はタクシー運転手に執行猶予付きの有罪を命じている。

問題の事故は2013年12月13日の午前0時40分ごろ発生している。葛城市中戸付近の南阪奈道路下り線(片側1車線の直線区間)で、明日香村内に在住する71歳の男性が複数台の車両にひき逃げされ、すでに死亡しているのが発見された。

現場は自動車専用道ということもあって、当初は誤進入が疑われたものの、タクシーに乗車していた際、後部座席から誤って転落したことが後に判明。警察はタクシーの運転者が男性の転落を看過したとして、道路道路交通法違反(救護義務違反)容疑で逮捕。これは嫌疑不十分で不起訴となったが、検察は後続車2台の運転者を含め、自動車運転過失致死罪で後に起訴していた。

25日に開かれた判決公判で、奈良地裁葛城支部の五十嵐常之裁判官は、タクシーを運転していた66歳の男について、「被告は死亡した男性が泥酔状態にあることを認識しながら、ドアロックするなどの危険防止措置を怠った」と指摘。禁錮1年2か月(執行猶予4年)の有罪判決を命じた。

1台目の後続車を運転していた27歳の男性については、「被害者が転落した際には直前まで迫っており、衝突回避はできなかった」として無罪。2台目の後続車を運転していた36歳の男性についても同様の理由で無罪としたが、同乗者が事故を起こしたことに気づいており、その指摘を無視して逃走した道路交通法違反(救護義務違反)について罰金10万円を命じている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  5. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 自動車メーカーの体験拠点、5タイプで整理…都心ショーケースから大型複合まで
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る