ランドローバーとBAR、最速ヨット開発で協力…アメリカズカップ参戦

船舶 企業動向
ランドローバーBARが開発している最速ヨット
ランドローバーBARが開発している最速ヨット 全 3 枚 拡大写真

ランドローバーは、ベン・エインズリー・レーシング(BAR)と、2017年に開催される世界最高峰ヨットレース「第35回アメリカズカップ」に参戦するヨットを開発する。

【画像全3枚】

ランドローバーBARとして開発する最速ヨットの技術情報を公開した。アメリカズカップ参戦チームが技術情報を公開することは異例。

「R1」というコードネームがついたアメリカズカップ仕様のヨット(双胴船)には、ランドローバーの設計、技術、革新的な専門知識を反映。ヨットの重量は2トンを超えるが、船体を水中翼に働く翼揚力を利用し、水中から浮かび上がらせ、抵抗を抑制して速度と効率を向上させるフォイリングと呼ばれる技術により、速度は50ノット超を達成する。

ランドローバーのアドバンスド・エンジニアリング・チームは、ランドローバーBARのデザイナーやエンジニアたちと協力して、テスト用にプロトタイプを複数開発している。この開発プロセスを通じて、世界最速のアメリカズカップ仕様ヨットが完成する。

エアロダイナミクス、機械学習、高度データ処理の分野は、ジャガー・ランドローバーから有能なエンジニアを選抜して開発している。

ランドローバーは、最初の注力分野としてボーイング製航空機737型機の翼のサイズに匹敵する78.6フィートのカーボン・ファイバー製の硬い帆を開発した。この帆が、ヨットの唯一の推進力源となる。ランドローバーの製品開発の要となる数値流体力学(CFD)と有限要素解析(FEA)を組み合わせ、複雑なエアロダイナミクスを解析し、ヨットの速度向上を実現した。

ランドローバーは、大容量データ処理能力に関する高い技術や機械学習分野における経験と専門知識を生かし、セーリング・データの傾向を把握することでヨットのパフォーマンス最適化にも貢献している。

ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)分野でもランドローバーの専門知識が役立っており、ヨット向けに最適化したディスプレイや計器を開発し、使用可能なパワーを把握し有効活用できるようにしている。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
  2. 【スズキ エブリイワゴン 新型試乗】快適性がさらにアップ、走りも“頼り甲斐のある”実用ワゴン…島崎七生人
  3. トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?
  4. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  5. 『エブリイワゴン』のロール感を抑えて乗り心地アップ、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る