防災情報システム「V-Alert」、新デジタル放送 i-dio 活用し発信

自動車 ビジネス 国内マーケット
V-Alert対応防災ラジオ「MeoSound VL1」
V-Alert対応防災ラジオ「MeoSound VL1」 全 1 枚 拡大写真

新しいデジタル放送「i-dio(アイディオ)」が、3月1日12時より、東京・大阪・福岡でプレ放送開始となる。「i-dio」とは、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯(VHF-Low)を利用して創設された放送サービス。スマートフォンにi-dioチューナー(Wi-Fi接続の外付けチューナー)を接続し、専用のアプリをインストールすることにより、「i-dio」を受信することが可能となる。

このプレ放送開始と合わせ、防災情報システム「V-Alert」の試験配信準備が現在進んでいる。「V-Alert」とは、「i-dio」の放送電波を活用して自治体自らがコンテンツプロバイダーとなり、住民に防災情報を緊急発信するというもの。自治体が専用受信器を地域住民に無償配布し、避難勧告などの緊急事態発生時には、「i-dio」の放送電波を使って受信機を強制起動することができる。つまり、受信機の電源が入っていなくても、緊急時には強制起動させ、緊急情報を伝えることが可能だ。

さらに、地域コードタグを付して情報を配信できるため、情報をきめ細かく切り分けて配信することができる。例えば、市区町村単位や集落単位に切り分けて情報を配信することが可能。東京マルチメディア放送の代表取締役、藤勝之氏によると、「一人ひとりに対して、あなたに向けた情報を発信できる」という。

すでに試験配信準備を進めている自治体もある。福岡県宗像市では、2015年9月より「V-Alert」対応防災ラジオ(MeoSound VL1)の配備を開始している。今後は、住民の暮らしの安全・安心を確保する防災情報配信を実施していくという。

なお、藤氏によると、今後4~5年の間に全国の自治体の3分の1ほどが導入することを目標にしているということだ。

《松木和成》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る