鬼怒川ゴム、非上場に…脱日産、グローバル化を加速

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自動車用ゴム・合成樹脂製品大手の鬼怒川ゴム工業は3月11日、日本政策投資銀行による株式公開買い付け(TOB)を受け、株式非公開化することを正式に表明した。

近年、自動車生産のグローバル化に伴い、従来、メーカー毎にメインサプライヤーが決まっていた棲み分け構造が急激に変化。部品メーカーにもグローバル競争の波が押し寄せている。日産自動車向けの取引が大半を占める鬼怒川ゴムにとって、グローバル化への対応が喫緊の課題となっていた。同社は、非上場となることで意思決定の迅速化を図り、日産以外の国内外企業との取引拡大を目指す。

なお日本政策投資銀行によるTOBは7月上旬よりにより実施の予定。筆頭株主の日産自動車、第2位株主の東洋ゴムはすでにTOBへの応募を表明している。

《纐纈敏也@DAYS》

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