鈴鹿サーキット、2016年の活動計画を発表…ビッグレース続々、新アトラクションも登場

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中央にバンドーン、左は鈴鹿サーキットの荒木総支配人、右はモビリティランドの曽田社長。
中央にバンドーン、左は鈴鹿サーキットの荒木総支配人、右はモビリティランドの曽田社長。 全 16 枚 拡大写真

12日、鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドが、2016年の同サーキットに関する活動計画を発表した。今年もF1日本GPをはじめとする多くのビッグレースを開催、さらに場内アトラクションの一層の充実も図られる。

恒例のシーズンキックオフイベント「モータースポーツファン感謝デー」(12~13日)開催中の鈴鹿サーキットにて、同サーキットの今季活動計画がアナウンスされた。今季もF1日本GP(10月9日決勝)を含む4輪と2輪のビッグレースやイベントを数多く開催することは各シリーズの開催予定等で周知の通りだが、あらためて主要レースのラインアップを見ると、毎年のことながら豪華充実という表現が相応しい。

■2016年 鈴鹿サーキット 主要レース&イベント日程(2&4輪)
4月23~24日:2016 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース
4月30日:BIKE! BIKE! BIKE!
6月3~5日:FIMアジアロードレース選手権シリーズ 日本ラウンド
6月11~12日:スーパー耐久シリーズ第3戦 鈴鹿“S耐”サバイバル
7月28~31日:“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース
8月5~6日:ソーラーカーレース鈴鹿2016
8月7日:2016 Ene-1 GP SUZUKA
8月27~28日:SUPER GT第6戦 インターナショナルSUZUKA 1000km
10月7~9日:F1日本グランプリ
10月29~30日:スーパーフォーミュラ最終戦 JAF鈴鹿グランプリ
11月5~6日:MFJグランプリ スーパーバイク最終戦
11月19~20日:SUZUKA Sound of ENGINE 2016
(※「SUZUKA Sound of ENGINE」はヒストリック系のモータースポーツイベント。昨年5月に初開催された)

サーキット内「ゆうえんちモートピア」のアトラクションもさらなる充実が図られる。3月19日には、F1開催コース(東コースのみ)を舞台に最先端のEVマシンで“未来のレーシングマシン開発の世界をテーマに様々なミッションにチャレンジ”する新アトラクション「サーキットチャレンジャー」が稼働開始。佐藤琢磨選手もプロジェクトアドバイザーとして参画したもので、「子供から大人まで誰でも気軽に、かつ本物志向で楽しめる工夫をしました」(琢磨選手コメント)とのこと。鈴鹿の新名物になりそうだ。

また、台湾・高雄市には「SUZUKA CIRCUIT PARK」が今年開業予定。これは鈴鹿サーキットのゆうえんちモートピアの理念とノウハウが活かされたアミューズメント施設(大型商業施設併設)で、鈴鹿サーキット総支配人の荒木正和氏は「アジアのモータースポーツの様々な広がりに貢献できれば」と設立趣旨を語っている。

会見には今季スーパーフォーミュラ(SF)を主戦場とすることになった昨季のGP2チャンピオン、ストフェル・バンドーンも登場し、昨年11月にSFのテストで走った鈴鹿のコースの印象を「ハイスピードコーナーが続く第1セクターはドライバーにとって、とてもチャレンジング」と評した。マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーであり、近い将来のF1昇格が濃厚ともされる若手有望株だけに「今年はここを走る機会も増えるので、いつかはその経験も活かして、F1ドライバーとしてここを走りたいと思います」とも抱負を語っている。

なお、多くの人材を輩出してきたSRS=鈴鹿サーキットレーシングスクールは、もちろん今年もSRS-Moto(2輪)、SRS-Formula(4輪)としてそれぞれ展開される。

今年も日本のモータースポーツの聖地として、その中心軸であり続ける鈴鹿サーキット。今季最初のビッグレース開催は4月23~24日、4輪のSFと2輪のJSB1000が競演する「2016 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」だ。

《遠藤俊幸》

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