【スーパーフォーミュラ】今季最初の合同走行…鈴鹿ファン感初日の一番時計はロッテラー

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この日のトップタイムは#36 ロッテラー。
この日のトップタイムは#36 ロッテラー。 全 8 枚 拡大写真

12日、鈴鹿サーキットで開催中の「モータースポーツファン感謝デー」において、全日本スーパーフォーミュラ選手権の「スペシャルテストラン」が実施された。今季最初の合同走行機会のトップタイムはアンドレ・ロッテラーがマークしている。

今年のスーパーフォーミュラ(SF)のシート獲得競争は熾烈を極め、決着したのは3月に入ってから。鈴鹿にはファン感の2日間(12~13日)における走行プログラムと、続けて実施される第1回公式合同テスト(14~15日)に向けて、全19台の今季参戦マシンが勢揃いした。ヨコハマタイヤ移行元年の勢力図を占う上で、重要な位置づけを占める4日間である。

そしてこの日14時30分からの1時間のスペシャルテストラン(スタート練習10分を含む)が、今季最初の手合わせ機会に。中嶋一貴(#37 TOM'S/トヨタ)と小林可夢偉(#8 Team LeMans/トヨタ)は海外でのWEC関連のスケジュールの関係で不在だが、他の17台の今季レギュラー参戦ドライバーたちがドライコンディションのコースで走行を重ねた(14~15日の公式合同テストでホンダのテストカーをドライブすることが公表されているGP2ドライバーの松下信治も、GP2テストの関係で未登場)。

トップタイム樹立は2011年王者のロッテラー(#36 TOM'S/トヨタ)で、1分38秒151。今日に関してはそれぞれがそれぞれのテストを進めているという雰囲気もあったなかではあるが、ロッテラーは昨年11月末、ヨコハマタイヤでの最初の全体走行だった鈴鹿テストでも2日間総合のトップタイムを記録しており、ハード面の変化という難しい時期、流石の貫禄を見せつけ続けている格好だ。なお、ヨコハマのタイヤ開発主担・秋山一郎エンジニアによれば、「今回のドライタイヤは量産に向けて多少のアレンジをしたものです。ゴムと構造は基本的に(11月と)一緒です」とのこと。

タイム2番手は2013年王者の山本尚貴(#16 無限/ホンダ)で1分38秒459。11月も山本はロッテラーに次ぐ総合2番手、ホンダ勢首位だった。今日の3番手タイムは昨年の王者・石浦宏明(#1 CERUMO・INGING/トヨタ)。最後にシート獲得が決まった新人の関口雄飛(#20 IMPUL/トヨタ)は6番手、昨季GP2王者のストフェル・バンドーン(#41 DANDELION/ホンダ)は11番手だった。

明日(13日)のファン感 2日目もSFのスペシャルテストランは8時45分~10時に実施される。また、今季“第0戦”ともいうべきデモレース「SUPER FORMULA オープニングラップ」も13時15分から行なわれる予定となっており、これには中嶋一貴&小林可夢偉も到着が間に合えば出走が見込まれる(タイムスケジュールは天候等の影響で変更になる可能性もある)。

《遠藤俊幸》

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