【ジュネーブモーターショー16】グッドイヤー、自動運転向けの球状タイヤなどを公開

自動車 テクノロジー 安全
グッドイヤー イーグル360(左)とインテリ・グリップ
グッドイヤー イーグル360(左)とインテリ・グリップ 全 1 枚 拡大写真

グッドイヤーは、ジュネーブモーターショーにて、自動運転向けのコンセプトタイヤ「イーグル360」と「インテリ・グリップ」を発表した。

イーグル360は球状設計で、全方向への移動が可能。隙間のない駐車場や街中の狭い道路など限られたスペースへも対応できる。タイヤと車両の接点には、磁気浮揚方式を採用し、スムーズで静かな乗り心地を実現する。

また、センサーが埋め込まれており、自車の車両制御システムや周辺車両に路面状況や気象状況を伝達することで安全性を高めている。さらに、空気圧&トレッド監視システムも搭載し、タイヤの摩耗状態を管理する。

トレッド設計はブレインコーラル(脳サンゴ)のパターンを模倣し、天然のスポンジのように作用。ドライな状態では硬く、ウェットな状態では柔らかくなる設計により優れた運転性能を発揮し、ハイドロプレーニング現象の防止にも寄与する。

インテリ・グリップは、先進センサー技術および専用設計のトレッドセンサーで路面状況と天候を感知。車両システムにその情報を伝達し、安全性および走行パフォーマンスを向上させる。

タイヤが雨で濡れている、または滑りやすいと感知すると、車載システムが状況に合わせてスピードを調整。それにより、制動距離の短縮、安全なコーナリング、操縦安定性の向上、さらには衝突防止機能のサポートも実現する。

《纐纈敏也@DAYS》

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