石井啓一国土交通相は3月18日の閣議後会見で、広島県の山陽道トンネル事故で事故の原因になったとみられるトラックを運行していた運送会社に対し、同日にも監査を行う考えを明らかにした。
運送会社は、埼玉県川口市の「ゴーイチマルエキスライン」で、石井国交相は「運行管理などで法令違反がなかったかを確認するとともに、警察とも連携し、事故の原因調査を進めていきたい」と述べた。
トンネル火災事故では、トラックがトンネル内の渋滞末尾に追突し、炎上したことが原因と伝えられている。
石井国交相は、事故当時、NEXCO西日本がトンネル手前の本線上の道路情報板で、先の区間が通行止めであること、通行止め区間の手前で渋滞が発生していることを情報提供していたことを明らかにしたうえで、「NEXCO西日本に対し、警察などに協力して対応するよう指示した」と述べた。