【東京モーターサイクルショー16】スズキ、「隼」超えるバイクでブランド力のアップねらう

モーターサイクル 新型車
スズキの「GSX-R1000」(東京モーターサイクルショー16)
スズキの「GSX-R1000」(東京モーターサイクルショー16) 全 2 枚 拡大写真

スズキは市販車12台、コンセプトモデル7台の計19台のバイクを展示した。目玉は言うまでもなく日本初公開の『GSX-R1000』だ。「羽根をつければ飛んでいくのではないか」という冗談も出るほどすごいバイクとのことだ。

「発売前なので詳しいスペックなどを話すことはできませんが、ナンバーワンのスポーツバイクを目指して開発しました。スズキの自信作です。一刻も早く市場に投入したいです」と同社関係者は興奮ぎみに話す。

馬力については、198馬力を誇る『隼(ハヤブサ)』を超える模様で、異次元の加速、スピードを体感できるそうだ。

しかし、スズキの二輪車事業は完全な失速状態。赤字体質から長年脱却できず、鈴木俊宏社長も頭を悩ましている。「二輪車事業をなんとかしなければいけない。スポーティなバイクの開発でブランドを再構築する必要がある」と常々語っているほどだ。

その切り札となるのがこの「GSX-R1000」と言っていいだろう。市場投入を契機にスズキのバイクのすごさをアピールし、ブランド力のアップと同時に赤字体質から決別する。「GSX-R1000」にはそんな思いが込められている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る