愛知製鋼は、知多工場で発生した爆発事故の影響で2016年3月期通期連結業績が18億円の最終赤字となる見通しを発表した。
同社は1月8日に知多工場第2棒線圧延工場で爆発事故が発生、3月21日まで同工場の稼働を停止していた。
事故が業績に与える影響は80億円以上を見込んでいたが、90億円程度となる見通し。内訳は他ラインでの代替生産や同業他社への生産委託に伴うコストアップで50億円、設備復旧費用などで40億円。
事故を受けて業績見通しは「未定」としていたが、売上高が2149億円、営業利益が35億円、経常利益が34億円、最終損益が18億円の赤字を予想する。