【ロールスロイス ドーン】デザインもコンセプトも妥協を許さないモデル

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ロールスロイス ドーン
ロールスロイス ドーン 全 12 枚 拡大写真

ロールスロイス『ドーン』は、デザインにおいても、コンセプトにおいても全く妥協を許さない贅沢を極めたモデルだという。

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そのデザインについて、ロールス・ロイス・モーター・カーズアジア太平洋地域 商品マネージャーのスヴェン・グルンヴァルト氏は、「キャラクターの強い特徴的なフロントフェイスをしており、一つ一つのラインがダイナミズムを表現している」と話す。具体的には、「途切れのないラインがフロントバンパーから一番後ろまで一直線に流れていることや、ボンネット中央の3本のラインもダイナミックなキャラクターを強く伝えている」という。

Aピラーは傾斜が強くつけられた。その理由は「ルーフを閉めたときに流線型になることでダイナミズムをうまく伝えるという役割を持たせたからだ」とグルンヴァルト氏。また、サイドのショルダーラインがごくわずかにリアに向かって上がることにより、「リアシートの乗員が繭の中に大切に包まれているような安心感を生み出している。そのリアシート中央上部にはウッドパネルがあり、これはセンターコンソールから流れるようにインストルメントパネルまでつながっている」と特徴を説明した。

ドーンのエンジンは、V型12気筒で563馬力、100km/hまで約5秒間で加速させる。「ただしロールスロイスの場合には、何秒で加速できるかなど数字“だけ”が重要だとは考えていない」とグルンヴァルト氏。「この機能にプラス、ユーザーのライフスタイルに寄り添えるかが重要」と述べる。「一部の大切なユーザーが自分たちのライフスタイルのために、その実現のために選ばれるのがロールスロイスだからだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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