ガソリンなど鉄道車内への持ち込み禁止へ…『のぞみ』放火事件受け

鉄道 企業動向

JR旅客6社や大手私鉄16社、公営地下鉄7局などは3月31日、鉄道車両内に持ち込める手回り品のルールを一部変更すると発表した。2015年6月30日に発生した東海道新幹線『のぞみ225号』での車内放火事件を受け、可燃性液体などの持ち込み制限を厳しくする。

現在、ガソリン・灯油・軽油・酒類・化粧品類・医薬品・ライターは容器を含む重量が3kg以内、ペンキは10kg以内なら持ち込めるが、ルール変更後はガソリン・灯油・軽油の持ち込みを量に関わらず禁止する。酒類・化粧品類・医薬品・ライター・ペンキも量の制限を厳しくし、2リットルまたは容器を含む重量が2kgまでに限り持ち込みを認める。

高圧ガスは現在、LPガスの持ち込みが禁止されているが、ヘアスプレーやカセットガスなどは持ち込みに関する規定がない。ルール変更後はヘアスプレーやカセットガスなども、2リットル以内または容器を含む重量が2kg以内の制限を設ける。LPガスは引き続き持ち込みを禁止する。このほか、キャンプ用固形燃料の持ち込み量も、現在の3kg以内から2kg以内に変更する。

ルールの変更はJR旅客6社が4月28日に実施。それ以外の鉄道各社局は4月28日以降、順次実施する予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る