東海汽船127年の歴史で初、自分のバイクで走る島ツーリング募集

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フェリー船に更新された神新汽船のフェリーあぜりあ
フェリー船に更新された神新汽船のフェリーあぜりあ 全 4 枚 拡大写真

できそうで簡単じゃないのが、離島のバイク・ツーリング。問題なのは、バイクの輸送手段。それさえ乗り越えることができれば、昼は海を一望、夜は満点の星の下の他では味わうことができない島ツーリングの感動を味わうことができる。

そんな難しい島ツーリングが、下田港から伊豆七島の中央に位置する東京都神津島で期間限定のツアーとして実現した。企画したのは、東海汽船「島トレ事務局」の神津島バイクツアーだ。「神津島を自分のバイクで走るバイクツアーを企画したのは、東海汽船127年の歴史の中でも初めて」(東海汽船広報担当)というチャレンジングなもの。

もともと伊豆七島への航海は貨客船が主体だ。三宅島のバイクイベントでも、人とは別にレース競技車両をコンテナに積み込み運んでいる。そんな中で神新汽船が静岡県下田港から利島・新島・式根島・神津島への航路に使っていた貨客船あぜりあ丸が航海を終了。昨年12月19日から新たに「フェリーあぜりあ」を就航させたことで、ライダーやドライバーの島旅のハードルが、とても低くなった。

フェリーあぜりあは、自走で乗下船できるランプウェイを装備した小型フェリーだ。総トン数495トン、定員240人、乗用車最大10台。他のフェリーのように海の穏やかな内陸航路を選ぶことができない。太平洋の大海原に出て点在する島を結ぶ。だから、フェリーになったとはいえ、気象の影響を受けやすい。

「天候が安定していても、春先は潮位の影響で接岸できないこともあります。なので、潮が安定し最も接岸しやすい時期を選んでツアーの日程を組みました。澄んだ海と温泉をライダーとして楽しんでください」(前同)

ツアーを募集する東海汽船の島トレ事務局は、伊豆七島を舞台に斬新な島旅を提案。島を訪れた女性観光客に太平洋を一望する海岸でヨガを開催し、島旅を楽しむ女性「島ガール」を浸透させた立役者でもある。神新汽船は東海汽船の関連会社だ。

日程は6月11日と12日の1泊2日。先着8人。往復二等船賃、バイク積載料、宿泊代、宿以外での昼食代、温泉入浴代などを含んで、1人2万9200円(排気量125ccまで)~4万3300円(751cc以上)。

下田港を朝9時30分に出発して神津島までは2時間30分ほど。翌日は16時30分に下田港に戻る予定だ。

《中島みなみ》

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