アウディの米国法人、アウディオブアメリカは4月1日、3月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は、1万8392台。前年比は7.5%増と、63か月連続で前年実績を上回った。
最量販車は、引き続きSUVの『Q5』。しかし、3月は3728台にとどまり、前年同月比は5.2%減と後退した。伸び率で最大となったのは、『Q7』。新型投入の効果で、前年同月比92.6%増の3004台と躍進する。『Q3』は3月の新記録の1505台で、前年同月比は18.7%増。
セダン系では、『A4』が3226台を販売。新型発売により、前年同月比は42.4%増と大きく伸びた。『A7』も0.7%増の605台と堅調。一方、『A6』は37.6%減の1453台、『A5』は39.8%減の784台、『A8』は8.5%減の422台と落ち込む。
アウディの米国での入門車、『A3』は前年同月比3%増の3173台と好調。スポーツカーでは、新型『TT』が308台を登録。『R8』は新型投入を控え、89.9%減の7台にとどまった。
アウディの2015年の米国新車販売台数は、初の20万台超えとなる20万2202台。前年比は11.1%増と、6年連続で販売記録を更新した。アウディオブアメリカのマーク・デル・ロッソ上級副社長兼COOは、「新型A4やQ7のような新型車に対する顧客の反応は良好で、販売はさらに伸びる兆候にある」とコメントしている。