【熱気球ホンダグランプリ】霧の渡良瀬に色とりどりのバルーン…8日開幕、10日まで

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渡良瀬バルーンレース2016
渡良瀬バルーンレース2016 全 15 枚 拡大写真

空をふわふわと浮かんでいるだけのように見えて、実は刻々と変わる風読みやライバルとの駆け引きなど激烈なバトルが繰り広げられている熱気球競技。年間5戦でタイトルを競う2016熱気球ホンダグランプリの第1戦、渡良瀬バルーンレース2016が4月8日、栃木県の渡良瀬遊水地でスタートした。

飛ぶも飛ばぬも天候次第の熱気球。夜来の雨は上がったものの、北関東では至るところで霧が発生したうえ、上空では強風が吹くという決して良コンディションとは言えない朝ではあったが、午前6時30分に競技スタート。メイン会場の藤岡渡良瀬運動公園から28機の熱気球が一斉に飛び立った。地表は霧、上空は青空というのは結構珍しく、集まった観客は普段とちょっと違う幻想的な離陸風景に見入っていた。

渡良瀬バルーンレース2016は週末、4月10日まで行われる。土、日は藤岡さくら祭も併催され、モーターパラグライダーやスカイダイビングを行うスカイデモンストレーションや地元食材を使った屋台の出店なども。4月8日朝の時点では、桜はちょうど満開を迎えたところであった。開いたばかりの枝が多く、会期中は十分に桜を楽しむことが可能だろう。

熱気球競技のほうは土曜が午前6時30分と15時、日曜が午前6時30分。競技種目は当日の風の状況によって異なるが、ふたたび運動公園からの一斉離陸を見ることができる可能性は十分にあろう。土曜の19時30分からは熱気球をバーナーで光らせながら花火を打ち上げるイベント、バルーンイリュージョンも行われる。これは熱気球大会では半ば定番となっている行事だが、渡良瀬は夜桜とのコンビネーションとなるためとくに見モノだ。

渡良瀬遊水地や近くを流れる渡良瀬川の河川敷では、桜だけでなく菜の花も満開で、空気に甘い蜜の香りが混じる。行楽ドライブ&熱気球観戦という週末ライフはいかが?

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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