まばたきで起動、サムスンが開発するARコンタクトレンズをスクープ

エンターテインメント 話題
サムスンのレンズ(韓国特許技術情報センターのサイトに公開されている資料より)
サムスンのレンズ(韓国特許技術情報センターのサイトに公開されている資料より) 全 6 枚 拡大写真

 サムスンが、カメラやディスプレイを搭載する「スマート・コンタクトレンズ」の特許を申請していることが明らかとなった。

 韓国特許技術情報センターのサイトに公開されている資料には、拡張現実のためのスマート・コンタクトレンズの製造と操作方法が記述されている。

 レンズは、ディスプレイ、カメラ、アンテナ、動きを検出する複数のセンサーなど接続された周辺機器、また周辺機器を覆う保護膜で構成され、まばたきで操作する。ディスプレイは直接ユーザーの瞳に画像を投影し、スマートフォンなどの外部デバイスが、処理のために必要とされる。

 実現すれば、グーグルグラスのような眼鏡型のARデバイスや、MicrosoftのHololensのようなVRヘッドマウント・ディスプレイなど、従来のウェアラブル・デバイスとはケタ違いの自然なAR体験が可能となる。

 グーグルも2年前からスマート・コンタクトレンズの開発に着手しているが、糖尿病治療のため涙から血糖値を測定するなど、医療用途が中心。サムスンは、同社のVRデバイス「Gear VR」に連なる商標「Gear Blink(またたき)」をすでに請願しており、当初グーグルグラスのような眼鏡型デバイスが想定されていたが、今後本気でスマート・コンタクトレンズの開発に取り組むことは十分に考えられる。

 技術的な面でも、プライバシーの保護や犯罪対策など司法的な面でも未知数な研究開発の行方に注目したい。

まばたきでデバイスが動く!? AR用コンタクトレンズ

《Glycine@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る